こんにちは、立花真由美です。
東京や大阪で出された緊急事態宣言が解除されて一ヶ月ほど経ちました。
在宅勤務から職場への出勤が再開された方々も多いのではないでしょうか。
私がお店を経営している大阪梅田のうめきたエリアでもスーツを着た人が行き交うことが増えてきました。
一方で、先日お会いした方の中には「働き方の変化についていけない」と嘆く人もいました。
新型コロナウイルスによる生活環境、職場環境の変化は、多くの人に影響を及ぼしました。
心が疲弊してしまうこともあるでしょう。
そんな人におすすめしたいのが稲盛和夫さんの著書『心。人生を意のままにする力』です。
https://www.amazon.co.jp/%E5%BF%83%E3%80%82-%E7%A8%B2%E7%9B%9B%E5%92%8C%E5%A4%AB/dp/4763132431
京セラ、第二電電(KDDIの前身企業の一つ)の創業者である稲盛和夫さん。
JAL(日本航空)を再建させるという偉業を成し遂げた経営者としても有名です。
様々な業態の事業を立ち上げ、成功させた経営者である稲森さんの考えは多くの本にまとめられています。
今回はその中でも「心のあり方」や「生き方」について書かれている本書をご紹介します。
目次
■感謝の心を決して忘れず生活すること
「ありがとうの気持を持つ」。
これは、小さい頃から学校や家庭で聞いてきたことでしょう。
人としての基礎とも言える大事な考え方だと思います。
稲盛さんは「よいときも悪いときも感謝の思いで受け止める」と記しています。
確かにいかなる時でも感謝の心を持つのは難しいもの。
自分が辛い時に感謝をするのはなかなか難しいですし、逆に自分が幸せな時は目の前の幸福に目がくらみ、感謝より先に欲を出してしまうこともあるでしょう。
目の前の出来事に左右されず、大切なことをやり通す。
そのために、どんな場面でも感謝すると決めてみませんか?
目の前の現象すべてを自分の糧にするのだと決意するのです。
謙虚に現状や周囲に感謝するからこそ、大切なものが見えてくるかもしれません。
そしてその先にこそ、大きな成果や幸せがあると私は思います。
■己のことより、他に尽くすこと
私は稲盛さんの『心。』を読んで、人に尽くすことで自分をどこまでも磨くことができるのだと感じました。
「自分自身の欲を満たすことよりも、周囲のために行動する」。
これは頭で理解していても、実行するのはなかなか難しいものです。
「周りのためになる行動をしよう」と思っていても、いつの間にか自分本位な行動に…。
しかし自分第一に行動する人に、本当に人は集まるでしょうか。
応援してくれる人は現れるでしょうか。
はたして運は味方してくれるでしょうか。
何より自分自身を誇ることが出来るでしょうか。
私は、本当に人に恵まれた人生を送っていると思います。
自分の損得よりも私のことを考え、応援してくれる人がいました。
私に秘められた可能性を誰よりも信じてくれる人がいました。
自分だけでなく、たくさんの人を幸せにしたいと夢を語る人がいました。
自分以外の人の幸せを思い行動する時、人はこれまでの自分では考えられない程の偉業を成し遂げることがあります。
そう、稲盛さんのように。
本書に書かれていた稲盛さんの「人生とは心が紡ぎ出すものであり、目の前で起こっているあらゆる出来事はすべて自らの心が呼び寄せたものである」という考え。
この考えを学び、実践することで人生はより豊かなものになると感じました。
心に家族や仕事仲間と過ごす最高の人生を思い描き、今後も人生をかけて仕事に打ち込みます。
今回は当代随一とも評される、稲盛和夫さんの著書をご紹介しました。
不安定な世の中だからこそ、本書を手にとって自分の心と向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。