株式会社エナジー 立花真由美の読書日記【大阪のセレクトショップ『aloha』オーナー】

株式会社エナジー代表の立花真由美です。セレクトショップ【aloha】、不動産事業、飲食店などを大阪梅田・福島で展開。このブログでは著名な経営者の著書を中心に紹介していきます。

経営者が考える、どんな環境にあっても悩まずに生きる方法とは【中編】

こんにちは、株式会社エナジー代表の立花真由美です。

私は大阪市福島区にて、セレクトショップ「aloha」をはじめ、複数の店舗を運営しています。

経営者となり、早いもので10年以上が経過し、月日の分だけ多くの壁を乗り越えてきたという自負があります。

 

ただ、事業を行うことは生半可なことではありません。

事業を継続するなかで、悔しさを感じたり、やるせない気持ちになったりすることも多くありました。

ただ、事業を通じて多くの人に喜ばれるという何事にも代えがたい経験もたくさん味わいました。

 

仕事を通じて悔しさややるせなさ、そして喜びを感じるのは経営者に限らないと思います。

本気で仕事に打ち込んだとき、似た感情を味わったことがある人も多いのではないでしょうか。

 

そういった仕事を通じて得た喜びは、仕事のやりがいとなるでしょう。

しかし、逆に仕事で辛いとき、ストレスに押しつぶされそうなときもあるでしょう。

そんな時にお勧めしたいのがデール・カーネギーさんの著書「道は開ける」です。

 

今回は「道は開ける」の内容に触れつつ、ストレスを抱えない習慣やメンタルを整える方法についてお話していきます。

 

予定を詰めこむと抱えていた悩みが吹き飛ぶ!

抱えていた悩みが吹き飛ぶイメージ画像(株式会社エナジー代表の立花真由美の読書ブログ)

本書を読もうと思ったきっかけは、悩みを自分の中から追い出す方法について知りたかったからです。

 

その方法についてデール・カーネギーさんは以下のように書いています。

忙しい状態でいること。

悩みを抱えた人間は、絶望感に打ち負けないために、身を粉にして活動しなければならない。

この言葉の意味を何度も咀嚼しました。

「今以上に自分を追い込むってこと?それって正気?!」なんて思ったこともあります。

けれど、デール・カーネギーさんは「絶望に打ち負けないために」と書いています。

 

そこで私は「忙しい状況をネガティブに捉えるのではなく、自分が悩みやストレスを感じている時の味方として捉えよう」と決めたのです。

 

そうして、私は予定を入れまくりました。

どれだけ忙しくても家族団らんの時間を作ったり、自分の能力を磨くために勉強会に参加したり…。

ただ、この時の過ごし方にポイントがあります。
無心になって、予定に集中すること。

そして機械的にこなせることではなく、頭を使う活動内容にすること。

 

あえて悩みと向き合わない時間を作ったことで、精神的に余裕が生まれました。

また根詰めて向き合っていた時には、出てこなかったアイディアも浮かび、作業の効率が上がりました。

 

置かれた環境や周囲に感謝することで頑張る気力がわいてくる

環境や周囲の人、自分への感謝や良いところを書き出すイメージ画像(株式会社エナジー代表の立花真由美の読書ブログ)

人は悩んだり、嫌なことがあったりすると視野が狭くなって、自分が置かれている状況や周囲の人への感謝やありがたみを見失いがちです。

そういった思考の解決方法をデール・カーネギーさんは次のように書いています。

 

厄介事を数え上げるな、恵まれているものを数えてみよう。

どんなときでも感謝し続けることは大切です。

人間は、ときとして足りていないものばかりに意識がいくことがあります。

そういうときは、意識して『すでにあるもの』に対して目を向けるようにしましょう。

例えば一日の終わりに良かったことや感謝したことを書き出してみてください。

 

書くことが苦手な人は、その日の良かったことを一言メモのように1〜2行で端的に書くことから始めてみてはどうでしょうか。

 

文字に書き出すメリットは複数あります。

  1. 客観的になれるので、見落としていた気遣いなどに気づくことができる。
  2. 自分と対話でき、周囲から受けている気遣いをどう返すかというポジティブな思考や具体的な行動に落とし込みやすくなる。

 

周囲に感謝していることと合わせて、自分の良かったこと頑張ったことについても書いてみてください。

 

自分の良い点を見つけることは、周囲へ感謝するよりハードルが高いと感じる人が多いようです。

人の良いところや感謝している点を見つけることはもちろん、自分の素敵な部分も見つけることもとても重要です。

 

自身の素敵な部分を見つけることは、自分を満たすためのレーニングの1つです。

自らを満たすことは『ないもの』ではなく『あるもの』に目を向けるきっかけになります。

 

自分の良いところを認め、周囲や環境への感謝の感情を高めていく。

そうすることで幸福感が高まり、前向きになることができるので、ストレスを感じても「もう一度頑張ろう」という気力がわいてきますよ。

 

物事のとらえ方次第で、ストレスを手放すことはできる

ストレスや悩みから解放された人のイメージ画像(株式会社エナジー代表の立花真由美の読書ブログ)

前回に引き続き、デールカーネギーさんの著書「道は開ける」についてお話ししました。


本書は悩みを抱えている全ての人に読んでいただきたい1冊です。

悩んでいる時は、そのことばかりに気がとられやすくなっています。

しかし視点を変えることで、意外と簡単に解決の糸口が見つかることもあります。


状況は変えられる時、変えられない時があります。

けれど、自分の行動や考え方は変えられます。

どうしても辛い時には、あえて夢中になれる予定を入れたり、捉え方を変える工夫をしたりしましょう。

 

私も人間なのでストレスを感じる時はあります。

しかし経営者として、ストレスをコントロールする工夫をしながら家族や従業員、お客様の幸せに貢献していきます。