こんにちは、立花真由美です。
3月はひなまつりやホワイトデーがある月。
私が住んでいる大阪福島の飲食店やスーパーでも色々なイベントが行われていました。
特にホワイトデーでは飲食店に限らず、様々な企業が面白いイベントを実施していました。
例えばHONDA(本田技研工業)はTwitterで「ホワイトデーなので白色のHONDA製品を見せてください」とツイート。
リプライには白い車の画像がずらりと並んでいました。
多くの人に愛され、所有されているHONDAの車。
自動車事業が有名ですが、その他二輪車や船外機でも販売台数は世界トップクラスという日本を代表する企業、本田技研工業(HONDA)。※以降、HONDAと表記
ご存知の方も多いでしょうが、今や従業員数20万人を超えるこの会社を一代で築き上げた名経営者といえば本田宗一郎さん。
今日はゼロから事業を立ち上げ、日本を代表する会社まで育て上げた本田さんの著書「本田宗一郎 夢を力に:私の履歴書」を紹介します。
泥臭くとも前進し続けた不屈の経営者、本田宗一郎
本田氏はHONDAを街の自動車修理屋から、世界屈指の輸送機器、機械工業メーカーへと成長させた日本を代表する経営者です。戦後の高度成長期を支えた偉人でもある彼は多くの経営者が師と仰ぐ存在と言えるでしょう。
今回紹介する本書は、日本経済新聞に掲載されていた連載コラム「私の履歴書」で、彼の半生を書き記した内容に加筆したものです。
私自身は飲食店や不動産仲介、セレクトショップ、エステサロンを経営しており、HONDAとは全く異なる事業を営んでいます。
ですが、本田さんの泥臭く、何度失敗しても目標に向かって一直線に進む姿を見ると、同じ経営者として通じるものを感じます。
一度の人生、小さくならず最大限の挑戦を
本田氏は努力や苦労が報われるのは幻想だと言います。
たいてい正義は勝つことはないのだと。
それでも昨日の自分に打ち勝つために、今日という日に身を粉にして努力し続ける。
夢が叶う日までの何度でも壁に向かっていく。
これぞ成功の極意だと私自身も確信しています。
自分がほしい未来が手に入るまで、毎日昨日の自分を超えて一歩でも前に進む。
本田さんの考えに触れ、私自身も経営者を志して起業したころ、新たな事業に挑戦したころを思い出して胸が熱くなりました。
世の中の景気、事業を取り巻く環境がどんな状態であろうと、自分が何をするべきか考えて行動し続けること。
それだけが自分の夢を叶える方法だと私も思っています
さて、ここまで書きましたが、本書と世界のHONDAを語る上で欠かせない存在がいます。
それは本田氏をモノ作りに専念させるために資金繰りに奔放した影の立役者である藤沢武夫氏です。
資金繰りから営業に至るまで様々な業務を引き受け、Hondaを大企業まで育て上げた影の立役者。
まさに「藤沢は経営、本田は技術開発」と二人三脚で、経営者として歩んできました。
そして過去の思い出に浸ることなく、二人はいつも胸を熱くする夢を語ったのだそうです。
たった一度の人生、人生を共にしたいと願う信頼できる仲間と最大限の挑戦をし続ける。
「成功のエッセンスはここにある」そう私は思いました。
仕事の量と質が、時として人としての度量を表す
読み終えて思うのは、一冊の本によく詰まったものだという程の本田氏の情熱。
今、目の前の物事だけでなく、自分が実現したい未来につながる行動を考え、我武者羅にでも挑戦する。
経営者としてスタートした当時から今に至るまで自分が大切にしていたことが間違いではなかったのだと改めて実感しました。
失敗も人生の肥やし、描いた夢を実現するための仕事を今日も行っていきます。