こんにちは、株式会社エナジー代表の立花真由美です。
私は大阪市福島区にて、セレクトショップ「aloha」をはじめ、複数の店舗を運営しています。
今回ご紹介する本は「3年後のあなたを変える働き方―仕事を "任される人”になりなさい!」。
著者は富永 由加里さん。日立グループで最初の女性役員となった方です。
ダイバーシティ時代を牽引している富永さんをご存じの人もいるでしょう。
今回は、富永さんの著書からどういう人材が今後の世の中で活躍していくのかをお話しします。
任された仕事に能力を合わせるのがプロである
仕事ができる人を富永さんは「どんな環境でも、そこに合わせた働き方ができる人」と言っています。
この考え方に私も共感する部分が多いです。
alohaを含む株式会社エナジーの店舗スタッフは、初めてする業務内容であっても、そしてどんな状況であっても、その場に適した仕事をしてくれます。
自分の能力を仕事に合わせて、どんな職場でも仕事内容でも成果を出す人を仕事ができる人だと心から思います。
もちろん、特別な資格を努力して取得した人は素晴らしいです。
ただ、与えられた仕事に対して挑戦し、自分のスキルや可能性を広げていく人こそ、今後大きく活躍していく人材だと思っています。
どの場所でも学び、成長し、活躍できる場がある
私の周りには「こういう仕事がしたい」という強い思いを持っている人が多くいます。
その目は輝いており、まぶしいほどです。
ただ、強い思いをどんな状況や環境でも持ち続けられるか。
それは人によって異なる場合もあります。
例えば自分が望んだ会社、部署、上司、同僚、職場環境ではないということもあるかもしれません。
そんな時に、気持ちが萎えてしまった…なんて状態になることもあるでしょう。
個人的にはとてももったいないことだと思います。
今いる場、環境にも学べることは絶対あると思うからです。
本書に書かれていたのですが、富永さんが初めに任されたのは、上司や先輩社員の書類のコピーをとる業務だそうです。
当時は今のようなコピー機ではなかったためコピーをとるにもコツが必要でとても時間がかかったのだとか。
しかし富永さんはふてくされることなく「誰よりも正確かつスピーディーにコピーをとるぞ!」と決めて仕事をしたと本書に書かれていました。
その結果コツを早い段階で掴み、コピーをとりながら上司や先輩の書類を見て業務について知ったり学んだりするようになったそうです。
先輩経営者から教えてもらった言葉に「仕事で成果を出す人は、どんなに些細な出来事からも真摯に学ぶ」というものがあります。
本当に成功する人、活躍する人はいついかなる場所でも、どんな相手、どんな出来事からでも学びとり自分の糧にします。
株式会社エナジーのスタッフの仕事に対する姿勢から学ぶ多くのこと
株式会社エナジーの代表となり、かなりの時間が経ちました。
複数の店舗を運営する立場となった今でも、共に働くスタッフから多くのことを学んでいます。
私が何か言わずとも「どうしたら店舗をより盛り上げられるか」「目の前の問題をどうしたら解消できるか」を考え続けているからです。
このハングリー精神や真摯に仕事と向き合う姿勢から、前のめりで挑戦し続けることや人や仕事に対して誠実である大切さを学ばせてもらっています。
プロとは、今の自分では乗り越えられないような出来事や課題を努力と経験で突破する人のことを言うのだろうと思います。
そんな株式会社エナジーのスタッフが私の誇りです。
また同時に、私自身も事業を拡大するという目の前の目標を達成するためにも、自分を変化させ続ける挑戦者でありたいと思っています。