株式会社エナジー 立花真由美の読書日記【大阪のセレクトショップ『aloha』オーナー】

株式会社エナジー代表の立花真由美です。セレクトショップ【aloha】、不動産事業、飲食店などを大阪梅田・福島で展開。このブログでは著名な経営者の著書を中心に紹介していきます。

代わりがいる人材は生き残れない!周りに価値を提供できる人材になろう!

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こんにちは、立花真由美です。

21世紀が始まって20年。
いつしか「先行きが不透明な時代」と言われるようになりました。

 

昔は誰もが「いい大学、いい会社に入れば人生安泰」と信じていました。
しかし今は大企業でも倒産したり、リストラが行われています。

 

このような時代の中で私たちはどう生き残るか。
今日は「僕は君たちに武器を配りたい」という本を題材に生き残る人材について考えていきます。

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目次

 

学歴や資格があるだけのコモディティ人材は生き残れない!?

「大学、大学院を卒業したけど仕事がない、仕事を選べない」
「頑張って資格を取ったが給料が上がらない」
このような悩みを持っている方々も多いかと思います。

 

なぜ学歴や資格が豊かさにつながらないのでしょうか。
著者の瀧本哲史さんは学歴、資格だけの人材は「コモディティ」であるためと分析しています。

 

コモディティ」とはメーカーの製品に使われていた言葉で、簡単に言うと「代わりがあるもの」という意味です。
学歴や資格を持っているだけでは、その人の代わりになる人は多数います。
そのためコモディティ人材は生き残ることができないのです。

 

価値あるものを提供できる人が生き残る!

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(無料画像サイトunsplashの写真)


コモディティな製品を売るには価格を下げるしかありません。
人材においても同様で、コモディティな人材は値下げ、つまり安い給料を受け入れるしかないのです。

 

では、どのような人材がコモディティにならないのでしょうか。
飲食店のシェフを例にして考えてみましょう。

 

店長に指示されて料理を作っているだけのシェフはコモディティな人材です。
しかし、そのシェフの接客や料理の腕に魅力を感じたお客さんがファンになり、常連客が増えたとしたら、そのシェフは価値ある人材として扱われることでしょう。

 

この考え方はシェフに限った話ではありません。
例えば会社の仕事でも「この人と一緒に仕事がしたい」と上司、顧客から思われるような人は重宝されます。
つまり「一緒に仕事がしたい」と思われるような人になる、そう思われるような価値を提供することがポイントなのです。

 

今回は瀧本さんの本を題材に、コモディティな人材ではなく価値を提供できる人材になることの大切さを紹介しました。
明日は「価値を提供できる人」とはどのような人材なのか、さらに具体的に考えていきます。